第86回全国高校サッカー選手権大会に沖縄代表として初めて出場した我れらが那覇高チームは福井商に1対0、神戸科技高に1対0で2勝を飾りベスト16となりました。3回戦で三重の津工業に2対1と破れましたが、全国レベルの戦いを見せました。
 
【戦況】
 1回戦・福井商(三ツ沢)・・西からの強風が吹く中、前半15分、相手バックの頭上を高いバウンドで越え行くところをFWの上間がキープ、キーパーと1対1となり落ち着いてゴール左端に決める。その後も再三福井商ゴールを脅かす。後半、向かい風・逆光ながら低いパスをつなげ支配率も高くよく攻めた。守りも鉄壁、相手の攻めをことごとく封じて1点を守り切った。福井商は追い風をうまく使えずミスが目立った。
 2回戦・神戸科技高(等々力)・・前半4分、左からの低いセンタリングに糸数が相手を引き付けスルー、フリーとなった新城がゴール左端に測ったように決め先制。その後も激しく攻めたてた。後半、体格に勝る神戸の再三のシュートに運も手伝ってよく防いだ。時折り見せるカウンターもスピードがありよく攻める。終わって見れば、沖縄の決勝と同じく、変幻自在な攻めと集中したディフェンスで1点を守り切る展開。 
 3回戦・津工業(三ツ沢)・・前半、強豪を相手にひるむことなく、むしろ押し気味に多彩な攻めを見せ互角に試合を運ぶ。津は中盤のチェック及びプレッシャーが厳しい。後半2分に先制を許し、初めて追う展開となったが、29分、同点に追いつき盛り上がる。しかし焦りからかパスに正確さを欠き攻めあぐむ。37分、津は左からセンタリング、もつれたバックスの間からシュートし追加点をもぎ取った。
 
 那覇はこれまで県大会を通じて先制を許したことがなく、パターンの崩れが影響したのかも知れません。短く速いパスワークとカウンターアタックの速さ、足を活かしたサイドからの展開と戻りの早さ、自在のポジションチェンジ、セットプレーの正確さなどレベルは追いついています。
 沖縄から大勢の応援団、関東近辺の県出身者も多数駆けつけてくれ、関東城岳同窓会の皆さんも会長始め多くの皆さんが熱い声援を送って下さいました。